今回は、Disk Copyというユーティリティについて、簡単に紹介しましょう。
CD-ROMを使ったソフトって結構ありますよね?
あなたのお家にも、一つや2つはあるんじゃないでしょうか。
ハードディスクにインストールして使うものはいいんですが、中には毎回CD-ROMを入れないといけないのもありますよね。
あれって結構面倒じゃないですか?
うちにもいくつかそういうのがあるんですが、特に子供用のソフトなんて全部それです。
まあ、うちの子は逆に嬉しそうにCD-ROMを持ってくるんですけどね。(CD-ROMを入れる所から始めるのが好きみたいです)
ところが、これにも問題があります。CDの扱いがまだ雑なんですね。穴に指を入れて遊ぶなんてまだいい方で、いつか割れるんじゃないですかね(笑)
こんな感じなんで、ハードディスクにコピーして使えないのかなあと良く思っていました。ところが、長い時間をかけてハードディスクにコピーしても使えないんですね。(そう作ってあるだろうから当然でしょうけど)
さて、前置きが長くなりましたが、こんな時に活躍してくれるのが今回紹介する「Disk Copy」です。 (なんかTVショッピングみたいですが)
では、簡単に説明します。
- Disk Copyってなに?
Disk CopyはApple社の提供するユーティリティです。
FDやCD、HD等のディスクイメージを作成し、マウントして使用できるようにします。
色々機能があるようですが、今のところ私は上記のような使い方しかしていませんので、残念ながら他 の機能については書かないでおきます。ここでは、CD-ROMを毎回挿入しなくても良くなる方法についてのみ 書きますので、詳しい事は付属の文書を御覧ください。 - インストール
まず、ソフトの入手は凄く簡単です。
MacOS8.6のCD-ROMにも、ユーティリティフォルダの中に入っていますし、Mac雑誌の付録にもよく収録されています。
Appleのホームページからダウンロードする事もできたような気が…(これは未確認ですが)
これを、ハードディスクにコピーするだけでOKです。 - CD-ROMのディスクイメージを作る
これも、めっちゃ簡単です。
目的のCD-ROMをMacに挿入し、そのアイコンをDiskCopyのアイコン() にドラッグ&ドロップするだけです。すると、「ディスクイメージを別名で保存」というダイアログが表示されるので 、ここで、イメージファイルを作る場所(フォルダ)と名前を指定します。他の項目は今は特に変更する必要ないでし ょう。(上手く行かない場合や、もっと凝った事がしたい場合に変更が必要になります)
これだけです。あとは勝手に作ってくれます。 指定したフォルダにイメージファイルができ、デスクトップ上にCD-ROMのアイコンができるでしょう。
但し、CDの内容をコピーする訳ですから、空き容量は結構必要です。(うちのでは、100MB~300MB/枚でした)。
この点は注意が必要かもしれません。 - あとは使うだけ
試しにCD-ROMを取り出して、先ほどできたデスクトップ上のCD-ROMのアイコンをダブルクリックして使ってみましょう。
CD-ROMを使っているのと同じように使えると思います。
但し、Macを再起動するとデスクトップ上のCD-ROMのアイコンは無くなります。
これは、ディスクイメージのマウントが解除されるためなので、再度マウントすればまた出来ます。
マウントはディスクイメージをダブルクリックするだけで行われるので簡単です。 - 蛇足
AppleScriptにも対応しているので、作業環境マネージャと組み合わせると結構便利に使えそうです。まだ 、試していないのですが、試したら御紹介しましょう。
1999/8/22